目次
はじめに
2024年11月17日、兵庫県で注目を集めた知事選挙が行われました。
パワハラ疑惑で失職した斎藤元彦前知事が、SNSを味方につけて見事に返り咲きを果たしました。
なぜ、これほどまでに劇的な展開となったのでしょうか?
パワハラ疑惑から失職までの経緯
引用元 TBS NEWS DIG
告発文書の衝撃
2024年3月、兵庫県の元幹部職員が、
斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を報道機関に送付しました。
この文書がきっかけとなり、県政は大きく揺れ動くことになります。
引用元:兵庫・斎藤知事に県議86人全員が辞職要求 不信任案可決なら日本史上初の県議会解散も
県議会の動き
県議会は事実関係を調べるため、特別な調査委員会(百条委員会)を設置。
そして9月、なんと86人全員の議員が斎藤知事に辞めるよう求めました。
知事が応じなかったため、不信任決議が可決され、斎藤知事は失職することになったのです。
SNSが選挙戦を変えた!?
引用元:斎藤前知事の「劇場型選挙」 支えたSNSの“奇兵隊” 兵庫知事選 | 毎日新聞
ネット上での支持拡大
失職後、斎藤氏は毎日駅前で頭を下げ続けました。
当初は注目を集めませんでしたが、支援者たちがSNSで活動の様子を積極的に発信。
次第に「斎藤氏は改革者で、むしろ被害者だ」という意見が広がっていきました。
演説会場の変化
選挙が始まると、斎藤氏の演説には多くの人が集まるようになりました。
SNSを見て「真実を知った」という声が増え、支持者は日に日に増加。
一方、対立候補の演説には20~30人程度しか集まらない状況でした。
選挙結果と投票の傾向
引用元:NHKニュース
【開票結果】
▽斎藤元彦、無所属・前。当選。111万3911票。
▽稲村和美、無所属・新。97万6637票。
▽清水貴之、無所属・新。25万8388票。
▽大澤芳清、無所属・新。7万3862票。
▽立花孝志、無所属・新。1万9180票。
▽福本繁幸、無所属・新。1万2721票。
▽木島洋嗣、無所属・新。9114票。
圧倒的な勝利
開票の結果、斎藤氏は約111万票を獲得し、
2位の稲村氏(約98万票)に大差をつけて勝利しました。
投票率は55.65%で、前回より14.55ポイントも上昇しました。
SNSの影響力
出口調査によると、投票の際に最も参考にしたのが「SNSや動画サイト」で30%。
これはテレビや新聞よりも多く、そのうち70%以上が斎藤氏に投票したと答えています。
今後の兵庫県政はどうなる?
課題が山積み
斎藤氏は再選を果たしましたが、県政の安定にはまだ課題が残っています。
29市のうち22市の市長が対立候補を支持していたことや、
百条委員会の調査がまだ続いていることなど、難しい局面が続きそうです。
信頼回復への決意
斎藤氏は「県民の皆さんに不安を与えたことを申し訳なく思う」と述べ、
県職員や議会、市町の首長との信頼関係を再構築する決意を示しています。
まとめ
引用元:朝日新聞デジタル
今回の選挙は、SNSの影響力の大きさを示す結果となりました。
パワハラ疑惑という重大な問題を抱えながらも、ネット上での支持拡大が再選につながったのです。
今後、斎藤知事がどのように県政の信頼を回復し、改革を進めていくのか。
多くの県民が注目しています。
みなさんは、SNSが選挙結果を左右するほどの影響力を持つことについて、
どう思いますか?ぜひコメント欄で教えてください!
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